未知なるデジタル領域への挑戦
ART DIRECTOR / DESIGNER  八幡 祐衣

デザインの幅を広げたくてデジタルの世界へ

アートやイラスト、デザインが大好きで、高校からその分野の勉強をしていたので、将来はデザイナーになりたいと思っていました。海外の大学でグラフィックデザインを学び、日本のデザインとの違いみたいなものも感じていました。

国内外どちらでも仕事ができるデザイナーになりたいと思い、卒業後は外資系の広告代理店に就職したのですが、そこではパッケージデザインからCMのストーリーボードまで、どちらかというと紙のデザインを多く手掛けていました。しばらくすると、もっと自分の仕事の幅を広げたいなと考え出して、ちょうど広告の世界でもデジタルがすごい勢いで伸びて行っている時期だったので、「私もデジタルの世界でデザインをやってみたい!」と思い立ち、デジタルをメインにした仕事をしている会社への転職を考えました。

しかし転職を決めたのは良いのですが、その時はまだデジタルの世界の知識も情報も乏しく、この会社に行きたいという具体的な目標はありませんでした。ただ大学時代ずっと海外にいて、勤務していた会社も外資系だったので、漠然とグローバル企業の仕事ができるフィールドで働きたいなという気持はありました。ある時転職を相談していた会社からデジタルに特化したエージェンシーがあると紹介されて、面接を受けることにしたんです。その時に初めてVMLという会社を知りました。

少数精鋭だけど、社員同士の距離感が近い会社

面接を受けに行った際に、面接を担当されたスタッフの方がとてもフランクな感じでお話しをされたので、ホッとしたのを覚えています。「うちは社内のコミュニケーションが活発で、時にはみんなでお酒を飲みながら意見や情報を交換したりすることもあるんですよ…」というようなお話しもされて、たまたま私もお酒は好きな方だったので、これは合うかもしれないなと思いました。仮に飲めない人でも、このようなとてもフランクな社風なので、きっとすぐに馴染めると思います。

私がこの会社に入ると決めた一番の理由は、クライアントや仕事内容が多種多彩なところで、ここでなら自分の目標であったデザインの幅を広げることができるのではと感じたからです。実際にVMLに入社して一番驚いたのが、こんな少人数の会社なのに、扱っている案件がとても大きくて、さまざまなグローバル企業案件も手掛けているということ。これまでは社員数100名以上の会社に勤めていたので、少人数の職場自体は新鮮だったのですが、クライアントは同じレベルの会社ばかりでした。

VMLに入った最初の印象は、スタッフ全員が、プロデューサー、ディレクター、デザイナーと、それぞれの分野のプロフェッショナルで、まさに少数精鋭のプロ集団という感じでした。

私はずっと紙媒体でのデザインをメインにしていたので、デジタルデザインに対し、正直不安な部分もありました。しかしデザイン部門を担当されている先輩に一から丁寧に教えて頂けたので、とてもスムーズにデジタルの世界に入ることができました。それは社員教育というような堅苦しいものではなく、仕事に必要な知識や技術をごく自然に教えて頂くような感じで、そういった意味でも、人と人との距離感が近い会社だなと思いました。

ただ、聞いたことにはとても親切に詳しく教えてくれますが、こちらから積極的に知識や技術を身に付けようという姿勢がないと厳しいかもしれません。逆にそういう気持ちがあれば、デザインのみならずマーケティングやプランニングなど、自分の専門外のことも学ぶことが可能です。これもスタッフ同士の距離感が近い、VMLならではのメリットだと思います。私は入社以来、先輩や同僚からさまざまな知識を吸収していくことで、仕事の幅を広げることができました。

枠組みからはみ出すことで、自分の可能性も広がる

以前勤めていた大きな組織では、それぞれのパートごとに分業化が徹底されていましたが、数多くの案件を限られた人数で対応するVMLでは、一人の人間がいくつかの役割を担うことになります。私の肩書きはデザイナーですが、単にデスクワークでデザインするだけではなく、プランナーやディレクターとのディスカッションもしますし、客先に出向いての打合せや、クライアントに対してプレゼンテーションを行うこともあります。もちろん仕事の核はデザインなのですが、プロジェクト自体の全体像を知ることや、お客様の顔を見て、声を聞くことで生まれてくるアイデアやクリエイティブもありますので、おかげでデザイナーという枠組みの中だけでは生み出すことのできなかったデザインもできるようになりました。

この会社でデザイナーが創るものには、さまざまな種類のデザインがあります。Webサイトやバナーはもちろんですが、企画書であったりプレゼンボードであったり、まれにではありますが、紙の印刷物のデザインをすることもあります。仕事のテリトリーが増える分責任も重くなりますが、やりがいも確実に増えます。それを面白いと思うかどうかで、VMLでの仕事を楽しめるかどうかが分かると思うんです。私の場合はとにかくアートやデザインが好きで、好きなことだけしようと思ってデザイナーになったので、この会社に入って、さまざまな分野のデザインを手掛けられることを楽しんでいます。

自分一人ではできないことも、チームプレーで可能に

VMLでは、スタッフ全員が“クライアントファースト”という意識を持って仕事をしています。この会社の強さは、目的を達成するための施策について、プランニングからストラテジー、クリエイティブから解析に至るまで一貫してできることにあります。最初から最後までワンストップで対応するので、企画やクリエイティブにブレが出ません。その中でデザイナーに求められるものは、スピード、そしてロジカルなデザインです。なぜこの色なのか、なぜこのフォルムなのか、論理的に理由付けのできるデザインを提示して、クライアントに納得して頂くことが必要です。ディレクターからいわれたものをただデザインするのではなく、私たちデザイナーもプランニングの段階から入るので、自分のアイデアも出せるし、自分自信が納得できるものを創ることができます。逆に自分一人では思いつかなかったようなアイデアも、他のパートの人たちやクライアントとのディスカッションからヒントをもらうこともあります。このような、クライアントやエージェンシーの垣根を越えたチームプレーができるのも、VMLならではの魅力なのではないでしょうか。

私がこの会社に入って気付いたのは、自分一人ではできないことも、できる人たちを繋ぐことで達成できるということ。今後の目標として、私自身が人と人とを繋ぐ架け橋になって、より良いものが創れるクリエイターになりたいと思っています。

人から必要とされるデザインを創造したい

私はいま、デジタルマーケティングの会社で働く上で必要な、デザイン以外の知識を身につけようと、コーディングやプログラミングというWebの裏側を勉強しています。アートディレクターとして、そのクリエイティブのクオリティを担保するためには、見える部分だけではなくて、その裏側を知る必要がありますし、裏側を知らなければ提案できないものもあるからです。

もちろんデジタル分野の進歩は早いので、今は主流であるWebサイトやアプリといった媒体もいつ廃れるか分かりません。その時代その時代の最先端の媒体に合わせたデザインができるよう、常にアンテナを立てて自分自身のアップデートを怠らないようにしたいと思っています。

例え分野やメディアが変わっても、私の追い求めるデザインは変わりません。いつ、いかなる場所でも、見る人のことを考えて、人から必要とされるデザインを創りたいと思っています。そしてそれは、VMLという会社でなら可能であると信じています。

PROFILE

PROFILE

八幡 結衣

アートディレクター / デザイナー

外資系広告代理店でデザイナー・アートディレクターとして、日用品ブランドや化粧品ブランド、カーブランド等、多岐にわたる分野の紙媒体のデザインやブランドサイト、キャンペーンサイトなどを担当。VML TOKYOではインサイトに基づいたクリエイティブコンテンツのデザイン・ディレクションを担当。