テクノロジーを介して、
クライアントのビジネスを支援する
TECHNICAL DIRECTOR  加藤 智司

WEBエンジニアからデジタルマーケティングの最前線へ

2017年にVMLのテクニカルディレクターになるまで、3つの開発会社でシステム構築に携わりました。開発していたのはフィーチャーフォン向けのサイトやスマートフォン向けのSNS連動キャンペーンサイト、産学連携の情報サイト、大学入試出願システムなど、WEBを中心とした受託開発です。

私は28歳でエンジニアになりましたから、かなり遅咲きの部類に入ります。ですからそのぶん、自分のキャリアは戦略的に考えてきたつもりです。サーバサイドからフロントエンドまで、できることは何でもやるというスタイルで経験を積んだのは、何よりも経験値を上げることが、自分の市場価値を高めることにつながると考えたからです。

当時はエンジニアリング以外にも、クライアントのもとに足を運んで仕様をまとめたり、企画や予算を提案したりすることもありましたが、不思議と嫌だとは感じませんでした。もともと人とコミュニケーションを取るのは得意な方でしたし、何より周囲の期待に応えることは私にとって誇りであり喜びでもあったからです。

見えざるリスクをあぶり出すテクニカルディレクター

WEBエンジニアだった私が、デジタルマーケティングに強いVMLに関心を持ったのは、どんなに優れたプロダクトを開発したとしても、適切なプロモーションや広告を実施しなければ、売れないことに気がついたからです。

いまやデジタルマーケティング技術は、高度化と複雑化の一途を辿っています。もはや先端的なテクノロジーを抜きにプロダクトを世に知らしめたり、売ったりすることはできない時代です。

こうした流れが今後ますます加速すれば、広告主とマーケターの間に立つテクニカルディレクターの存在は、これからさらに重要になるでしょう。そこで私はエンジニア経験をベースに、デジタルマーケティングやプロモーションに関する知見が得られそうな企業の中から、VMLを選びました。かつて同じプロジェクトで働いたことがあるVMLなら、構想段階からデジタルマーケティング技術を活用した高度なプロモーション施策に携われると確信できたからです

VMLのテクニカルディレクターの役割は、プロジェクトの最終目標やクライアントのシステム環境を踏まえ、キャンペーンサイトやブランド構築に必要な技術要件を吟味し、開発パートナーを動員してプロジェクトを完遂させることにあります。

また担当プロジェクトでなくても、提案内容に含まれる構想がどのようなテクノロジーによって実現可能か、また、もし実現が困難だった場合は、どのような代替案が検討に値するかを、おおよその予算感を含めアドバイスすることも重要な仕事です。

テクニカルディレクターは、文字通りテクノロジーの専門家です。しかし、単にクライアントのご要望通りの仕様、機能を実現する立場ではありません。それが私にとって魅力的でした。なぜなら、ご要望の先にある見えざるリスクをあぶり出し本質的な課題を解決に導くことが、テクニカルディレクターのあるべき姿だと信じていたからです。自分が目指すテクニカルディレクター像とVMLで求められるテクニカルディレクター像が重なったからこそ、私はVMLに入る決心を固めることができました。

ですから、もし高度なテクノロジーを使わずに解決できる課題ならそれに越したことはないというVMLのスタンスにも異存はありません。私たちが求めるべきなのはあくまでもプロジェクトの成功であり、クライアントのビジネスの成功です。これはテクニカルディレクターであっても変わるべきではないと思っています。

1つのフィロソフィー、2つのチャレンジ

ここで働く魅力を一言で申し上げるなら、“クライアントファースト”というフィロソフィーが、メンバー全員の意識に根付いていることだと思います。

VMLは基本的にプロデューサーとディレクターからなる組織です。どのメンバーもポジションや社歴などに関わりなく、クライアントのために何ができるかを考えているような人たちばかりなので、とても仕事がしやすい印象です

ここにはプロデューサーだから、ディレクターだからといった固定化された役割分担はなく、プロジェクトの性質や進捗状況によって役割やポジションが入れ替わります。得意な人が得意なことで力を発揮するほうが全体のパフォーマンスが上がり、最終成果物がよりよいものになるからです。

仕事のやり方以外にも、多少難易度が上がっても本質的な解決につながる提案を行おうという姿勢、短期的な利益よりもクライアントとの信頼関係を重視するのもVMLの特徴といえます。

こうしたスタンスを可能にしているのは、フィロソフィーに忠実なメンバーの存在、社員が互いをプロフェッショナルと認め合う風土、フラットで意思疎通がしやすい組織にあると私は思います。

私はこれから、強い信念を共有するメンバーとともに、このVMLで次の2つにチャレンジするつもりです。

それはクライアントと開発パートナーとよりよい関係を築き、これまで以上に質の高い成果を出すこと。さらに私がこれまで培ってきたエンジニア経験と、VMLに蓄積されているデジタルマーケティングの知見をかけ合わせ、新しいスキームに基づいた新しいプロジェクトを提案するというチャレンジです。

いずれもクライアントとの間に深い信頼関係がなければ成り立たない目標ですから、これからもテクニカルディレクターとしての能力を高めていかなければと感じています。

岐路に立つWEBエンジニアの皆さんへ

エンジニアの未来には大きく分けて2つの道があります。スペシャリストとして己の技術力を向上させ続ける道と、ゼネラリストとしてテクノロジーやエンジニアをマネジメントする道です。

以前エンジニアだった頃、当時の上司からこんなことをいわれ、視野が開けた思いをしたことがありました。

それは「自分にできなければ、できる人に頼め」という言葉です。単純な台詞なのですが、その言葉は私に自分には難易度が高過ぎる課題に直面しても、それを実現できる人間の助けを借りれば、顧客満足は実現できるということを教えてくれました。これがいまのテクニカルディレクターという仕事に役立っているのはいうまでもありません。

20代のすべてを開発に費やしたエンジニアといえども、30代後半を目前にすれば、必ず自分が進むべきキャリアがどちらの方向にあるのか、立ち止まって考えるタイミングが必ずやってくるでしょう。私と同じように自らの開発欲を手放してでもクライアントに優れたサービスを届けたいと思う方はきっといるはずです。

VMLのテクニカルディレクターは、クライアントの担当者に対しては、エンジニアリングの言葉をビジネスの言葉に変換して伝え、開発パートナーのエンジニアには、ビジネスの言葉をエンジニアリングの言葉に変換して伝えるという重要な役割を担っています。

もしもあなたに、エンジニアとして培った経験や知識を存分に発揮したい、テクノロジー×デジタルマーケティングによって、クライアントの課題を解決しビジネスの成長を促したいという気持ちがあるなら、ぜひVMLでのキャリアを検討してください。

ここには、デジタルマーケティングを起点に、課題発見、戦略・戦術の立案、施策の実行、データ検証の各段階で精度の高い答えを導き出し、クライアントのビジネスのグロースさせる仕事があります。きっと画面に向かってコードを打ち続けるだけでは感じられない充実感が得られるはずです。

PROFILE

PROFILE

加藤 智司

テクニカルディレクター

3社のシステム開発会社でエンジニアやチームリーダーなどを経験し、2017年、VML TOKYOに参加。現在はブランドサイトやキャンペーサイト構築プロジェクトのテクニカルサポートや、開発パートナーへのディレクションなどを担当。幅広いエンジニアリングに関する知見をベースにクライアントのビジネスの成長を支援している。